腰・膝・肩の痛みをスグ解消・自分で治すらくらく治療法
椎間板ヘルニア・坐骨神経痛でお悩みの方へ驚異のバラコンバンドによる骨盤調整法

■ギックリ腰

何かを持ち上げようとして腰にギクリと痛みが走り、そのまま動けなくなる事があります。少しでも動こうとすると激痛が走りどうしようもない。これが腰痛の中でも特に問題のギックリ腰です。

とにかく痛くて人によっては夜も眠れない、上向きになると激痛が襲うので横向きになりエビみたいに丸くなって寝る事もあります。これほどひどいギックリ腰でも２〜３ヶ月するとだいたい痛みは消えます。 実はこれが問題です。

痛みは関節が動いて神経を刺激するため生じるものですが、放っておくと組織が固まって関節の動きを制限して神経を刺激しないように身体を順応させてしまいます。自分では治ったと錯覚してしまいそのうちに再発して、前よりもヒドクなり、これを繰り返しながら次第に慢性になっていきます。

ギックリ腰は大きく分けて３段階あります。
第１段階は、例えば物を持ち上げたとき、急激に片方の仙腸関節がズレるもの。放っておいても比較的早く痛みが消えます。仙腸関節を筋肉やじん帯が固めて動かないようにしてしまい、やがて癒着した状態になります。

第２段階は、負担を腰椎で受け持つようになる事から起こります。実はこれこそ本格的な痛みです。腰椎が歪んでその一端が、脊髄神経の本体に刺激を加えて発する痛みです。もしヘルニアを起こしていて飛び出した軟骨が枝分かれした神経に触れたとしても、その痛さは椎骨が脊髄本体に触れる痛さと比べれば問題にならないほど小さい。これは第１段階で片方の仙腸関節が癒着して、動きをもう一方の仙腸関節と腰椎とで受け持つからで、どうしても腰椎への負担が大きくなるからです。これは放っておいても固まって痛みは消えます。

第３段階は、今度は残りの仙腸関節が急激にズレてギクリときます。
理由は負担がここに集中するからです。こうなると寝ても足を伸ばせず、痛みは腰、お尻、足にかけて絶え間なく起こります。放っておいてもやはり痛みは消えていきますが、その時は身体がくの字になったまま坐骨神経痛が残っていつまでも続きます。骨盤を中心に足、腰の関節が癒着して普通の動作は出来なくなってしまいます。

ギックリ腰は動かすと痛い。痛いけれども動かすのがポイントです。
筋肉は使わないと萎縮します。痛みでも萎縮します。痛いかといって動かさないと萎縮は倍増します。萎縮した筋肉は神経を圧迫して激痛をおこし、その激痛で筋肉がさらに詰まって神経を圧迫・・・。これを繰り返すという悪循環に陥り、萎縮した筋肉が関節を固定してしまいます。 こうして自分自身でまったく動かなくしてしまいます。だからこそ腰の痛みは、筋肉の萎縮が始まった警戒信号の時期からバラコンバンドで運動し予防しておく事が大切です。

ギックリ腰は動くことで関節に無理がかかって痛みが起きるわけですから、バンドを巻き関節の動きを制限してやれば痛みは半減します。
バンドでギューと締めて動かせば組織が緩み、痛みを和らげます。
同時に指圧効果を発揮します。

★自己療法 ギックリ腰になったら骨盤運動の要領でヒップ（骨盤）をバンドで強く巻き、その場でうつ伏せになります。うつ伏せになって痛いようなら、お腹と床の間に座布団、クッションなどを入れると楽になります。 下半身を我慢できる範囲で初めは小さく徐々に大きく、ゆっくり左右に２〜３分間動かします。骨盤に巻いたバンドを外して、お尻に近い辺りの背骨を中心に腰全体を充分に温めます。温め方はホットパック、蒸しタオル、その他なんでも良いです。これで萎縮した組織が緩むから軽いギックリ腰なら、この段階で痛みも薄らぎ一応動けるようになります。なんとか動けそうなら骨盤をまたギュッと締めてやれば動きは一段と楽になり、立って歩ける程度になります。 足の二ヶ所巻き（動画）、両膝（2ｍ中バンド）と両足指（2ｍ平バンド）に強くバンドを巻きます。10〜15分して辛くなったら、まず足指巻きを外してからその後、両膝のバンドを外します。 5〜10分の間隔をおいて3回繰り返します。 骨盤巻き（動画）は3〜4ｍ大バンドを使用します。骨盤巻きですが、強く巻くことがポイントです。締めつけている痛みに我慢出来なくなったら外します。２〜3分したらまた強く巻き、この方法を何度も繰り返します。 立てるようになったら、壁や柱に手を付いて腰回し運動をします。 最初は無理せずに慣れてきたら段々大きく回すようにしてください。