平成19年3月
私の職業は理容師です。仕事中におしりの左部分にズキッとする痛みを時々感じていました。1ヶ月くらい経って4月に入った頃、おしりと足の付け根あたりが痛くなってきました。時々痛みが無くなったり、次に痛むときには前よりも痛くなり、付け根あたりをギュッとつかんで歩いたりしていました。
主人に「病院に行ったほうがいいよ?」と言われ、5月7日に総合病院の整形外科へ行き、3枚のレントゲン写真を撮りました。先生の診察では「今あなたに出来る処方は痛み止めを出すだけです。薬を飲んで2週間様子を見ましょう。切る時期が来たら切ります」と言われた私はびっくりしました。腰椎3番と4番、4番と5番の2ヶ所の椎間板ヘルニアがレントゲン写真に写っているにもかかわらず、何の説明もありませんでした。
家で1日2回の痛み止めを飲んでも痛みは少しずつひどくなって来て、痛み止めの薬なしでは痛くて動けず、そのうちに薬も効かなくなりました。
11日が過ぎた5月18日に、別の整形外科へ子供に連れて行ってもらいました。総合病院と同様にレントゲンを3枚撮ってやはり椎間板ヘルニアが原因だと言われました。ブロック注射を2ヶ所打ち、電気療法、けん引治療を続けました。以前ブロック注射をした後は1週間ほどは痛みを感じませんでしたが、今回は変わりませんでした。
痛み止めの座薬を使い治療を頑張りましたが、ますます痛みはひどくなり座薬も効かなくなってきたので先生に尋ねると「総合病院で切ってもらえば・・・」と言われました。どうしてなんだろう?先生の言われるように頑張って治療してきたのに、よく説明もしてもらえずに簡単に「切ってもらえば」と言うのだろうと思いショックでした。
家に帰って主人に入院して手術しなければ治らないと話して、入院の準備をしました。2日程たって主人が本を買ってきて「読んでみたら」と渡されたのは五味雅吉先生の「椎間板ヘルニアは手術なしで治る」という本でした。
2度、3度と読み「椎間板ヘルニア」の手術に疑問を感じました。子供が「手術したら絶対にダメだ」と言う言葉で骨盤調整法の治療を受けようと決めました。
5月28日に主人と車で、本の中に紹介してある津留治療院の住所を探しましたが、どうしても見つけることが出来ませんでした。仕方なく家に帰って電話連絡しましたが、休みのためか?留守電でした。翌日津留先生より電話をいただき、治療が受けられる事になりやっと安心しました。
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5月29日初めての治療で、津留先生が私の体を診て「手術するなんてとんでもない、時間は月単位でかかりますが治っていきますからね。大丈夫ですよ」と言われて目の前が少し明るくなりました。
座薬で痛みが納まっている時に治療を受け、家では足いっぱいにシップを貼り、じっと寝ていました。 |
トイレに行き便座に座ることが苦痛だったので水分を取ることも我慢しました。食事も布団にうつ伏せになり、クッションを胸に敷いて腹ばいで食べていましたが、結構きつくて大変でした。
6月に入り津留先生から、教わった生ゴム巻き(足の指、膝、付け)を1日2〜4セット始めました。最初自分で巻きましたが、足指に手を伸ばす事も大変でしたが痛みをこらえて頑張って巻きました。どうしても痛くて巻けない時には主人に巻いてもらいましたが、申し訳ない気持ちで一杯でした。
2m中バンドを足にゲートル巻きしてみたら足の痛みが軽くなり、何とかトイレへ伝い歩きで行けるようになりました。でも痛み方はその日によって全く違います。痛み止めが切れてもあまり痛くなくて「あれ・・・」と思うこともあったり、一晩寝て起きると足を床につけれないくらいに痛くてあわてて薬を飲んだりしました。
痛みが軽くなったり、もとの強い痛みに戻ったりの繰り返しがしばらく続きました。そのうちに寝返りが楽に出来るようになり、夜もぐっすり眠れるようになり、足の痛む場所が足全体から部分的に変わってきました。
痛み止めの薬も強い座薬はやめて、軽い飲み薬に変えました。
自分でも身体の変化を感じるようになり、痛くてつらい毎日でしたが津留治療院へ通う事が楽しみでした。
6月末頃には、布団に横すわりして食事が出来るようになり、イスにも座れるようになりました。薬はどうしても我慢できない痛みが来たときだけで、いつの間にか飲まなくて済むようになりました。
7月に入り壁に捕まることなく歩く事が出来て嬉しくて主人と食事しながら津留先生への感謝を話しました。痛みはまだ時々不意に襲ってきますが、我慢できる痛みで日に日に軽くなり杖をついて外出できるようになっていきました。膝だけ巻いてする運動も教えていただき津留先生が言われることを信じ頑張って続けました。
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7月末には少しだけ正座が出来るようになり、ついに8月3日には自分で車を運転して治療に通う事が出来ました。
運転中、心がワクワクして嬉しかったことを絶対に忘れる事は出来ません。普通に生活出来る嬉しさ、健康のありがたさを感じています。 |
津留先生いつも一生懸命に治療してくださってありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。 |