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身体はくの字になって   長崎県諌早市 41歳 男性

『プチッ。』
それは、突然の出来事でした。
四年ほど前の冬の寒い日、来客と話していた私が、立ち上がった瞬間、小さな風船を弾き割るような音がして、その三十分後には、腰に激痛が走り、足は痺れ、立ち上がれなくなっていました。 即、整形外科へ。 診断は、椎間板ヘルニア。 神経の1/3が圧迫されているMRI写真を見せられ、「よく立っていられるね。切ろうか。」と病院の先生からは言われましたが、切るのは最後にしようと決め、半年間、整形外科に通って治療とリハビリをを続けました。 しかし、半年たっても、200mも歩くと鈍痛が走り、座り込む始末。 挙句の果てには、主治医に「これ以上は、ちょっっと・・・。」と、お茶を濁される始末。  『おいおい、ちょっと待て! 俺は、まだまともに歩けないんだぞ! 身体は “く” の字になったままだぞ!』。

 そんな中、見かねた会社の先輩が、以前通っていた津留先生を紹介して下さいました。  最初は、腰やお尻をちょっと押されるだけで(といっても、先生によると、ほとんど力は入れてないと言うことでしたが)、痛くて痛くてたまりませんでしたが、それは腰をかばう余り、私の筋肉がカチカチに固くなって融通が利かなくなっていた為でした。 週二回、先生から施術を受け、家ではバンド運動を朝晩行い、痛みはありましたが、だんだん身体を支えることができるようになって来ました。 身体は “く” の字のままでしたが、最初の、一ヶ月で、何とか4〜500mは歩けるようになり、施術時の痛みも軽くなっていきました。 

二ヶ月ほど経ち、痛みでぎこち無く動かしていたバンド体操も、ゆっくりならスムーズに回せるようになり、「これは良いぞ!」と、思っていた矢先、会社で急に痛みがぶり返し、やっとの思いで車を運転し、先生に見てもらったこともありました。 少しずつ、少しずつですが、痛みが無くなっていくのがわかり、それと平行して身体のあちこちのコリが、減っていきました。 通院は、週二回が週一回となり、一年ほど通って、二週に一回となり、一年半ほどたち、とうとう私の趣味のバイクにも乗れるようにもなりました。 200Kgほどのバイクを支えたり、引き回したりできるようになり、うれしくてうれしくて、おっかなビックリでしたが仲間とツーリングに何度も出かけました。

 今は、三週に一回、先生に診てもらい、四十路を向かえ、あちこちにガタが来ている身体を、メンテナンスしてもらっています。 人は現金なもので、ちょっと良くなると、歩けなかった時の痛みを忘れ、今は、ちょっとした痛みでも「痛い痛い」といっています。
まあ、あのころの痛みを考えると、今の痛みは大した事はないのでしょうが、その痛みを我慢すると、また大怪我をすると思い、気をつけています。
 
津留治療院 長崎市筑後町3-22-803 TEL.095-820-5440  E-mail : info@tsuruchiryouin.com
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